出産に見立てた死の儀礼

古来、日本人は人の死を、

「肉体から魂が分離した状態」

と考えました。

 

亡くなった人の魂は、肉体から分離して「あの世」に行くと考えられていました。

 

 

昔の人は、魂が肉体から離れることを出産に見立て、

赤ちゃんが生まれる時と同じことを行いました。

 

赤ちゃんに『産湯』をつかわせ、『産着』を着せて『名前』を付けるように、

亡くなった人の末期の水をとり、『湯灌』をして『死装束』を着せ、

あの世の名前である『戒名』を僧侶につけてもらったそうです。

 

 

ご飯をお茶碗に盛って箸を立てる「枕飯」の儀礼は、

魂がどこかに行ってしまわないよう、

おいしいもので引き止めるために行われるものだと言われています。

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